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アイスワインって何?

アイスワインってどんなワイン?

アイスワインは、厳しい気象条件と全てが手作業のため、大量生産できません・・・
春に作付けし、収穫は真冬の「ある1日」だけ。この日を逃したらアイスワインは誕生しません。厳しい寒さでブドウが氷結し、それを一気に収穫し、一気に絞ります。水分と果糖エキスの氷点が違うため、マイナス8〜15度で氷結したブドウは、果実の中の水分は凍っていますが、果糖は凍りません。これを搾ると水分は凍っているので液体にならず、天然エキスの果糖はポタポタと液体になって出てくるのです。この果糖エキスだけを醸造したものが、アイスワインです。普通のワインに使用するブドウの量から、僅か10%程度しか作ることができません。氷結したブドウ・・・それがアイスワインになるのです。
全てはカナダの大自然が生み出す宝物です。


「アイスワイン」と名乗るためには、厳しい基準が法律で決められています。気温、果糖度、収穫場所、圧搾場所、生産場所等を条件が全て揃わないと、同等品であってもアイスワインと名乗ることは出来ません。アイスワインはパテントなので、商品名として使うことができるのはドイツ、カナダ、オーストリアの3国のみです。(偽物、類似品が日本国内に多数出まわっていますのでご注意ください)。
自然現象に左右される前時代的な製法ですから、ワイナリーにとってはリスクが高く、生産効率が悪いのです。それでもカナダのワイン醸造家は、アイスワインへのロマンを抱き、チャレンジするのです。
2000年産のアイスワインは豊作に恵まれましたが、翌年の2001年産は極度の暖冬だったため、ほとんどのワイナリーがアイスワインの収穫、生産を断念しました。


カナダの大自然が生み出す究極のロマンがアイスワインです。マイナス8度以下でブドウが凍りつくことが最大の条件です。早い年は12月の始めに。遅い年は1月末にずれこみます。
甘さをタップリ含んだブドウは鹿や鳥の餌食になりますから、出来高は毎年、変動します。また暖冬の年は出来高が急激に下がるなど、安定しないリスクの高い生産方式ですから、大量生産することが出来ません。
アイスワインと名乗るために、カナダには厳しい法律があります。マイナス9度以下で収穫したブドウを、すぐ搾ることが条件です。収穫から搾るまでの間に、日数や時間差が生じては違法です。
ワイナリーの敷地外へ持ち出すことも厳禁ですし、冷凍庫、冷蔵庫を意図的に使用することも禁止です。


アイスワインを名乗るために厳しい法律が存在し、生産者が本物を大事に守り続けています。アイスワインを作ることができる地域は世界の中でも限られた地域だけです。
アイスワインの発祥の地はドイツで、そのほかにはオーストリアとカナダのみなのです。ワイン製造の技術と、乾燥した気候、真冬の寒さなど、極めて特殊な気候条件、地質条件が揃わないとアイスワインを作り出すことができません。
1867年建国という若い国のカナダには世界から多くの移民が集まってきました。その多くはヨーロッパ方面からの移民者や開拓者でした。
彼らによってカナダには早くからヨーロッパのワイン文化がもたらされたのです。カナダの人々は、ワインについての知識が豊富で、ワインを日常的に楽しむことを習慣としています。
カナダの太平洋側にあるBC(ブリティッシュコロンビア)州の中央部に位置するケロウナ市。この一帯はオカナガン地区と言われ、カナダで唯一のセミデザート(準乾燥)気候です。年間を通じて温暖な乾燥地帯です。
また地質がミネラルを豊富に含んだアルカリ性で、この土壌はブドウ育成に必要かつ重要な要素なのです。
豊富な水源、アルカリ性の土壌、厳しい冬の寒さ、これらの気象条件と地質条件が揃った場所がケロウナ市を含むオカナガン地区なのです。カナダは世界中から多くの移民者が毎年やってきます。
特にヨーロッパ各国からの移民は多く、その中に長年ヨーロッパで培ったワイン技術を持った人々が多くいます。わざわざカナダでワインを作りたいために移民する人もいるくらいです。


アイスワイン作りにおいては、世界中で一番美味しいアイスワインが作れる地域はカナダである、という人もいるくらいです。いずれにしても高いレベルのワイン技術者がカナダには多く、またケロウナ市のワイナリーも同様です。彼らの哲学と努力で毎年、多くのワインが製造されるのです。春に植えられたブドウは、長い日照時間と恵まれた土壌によって生育します。ケロウナ特有の乾燥した夏の熱さによって、ブドウは育って行くのです。通常のワインは9月から収穫作業が始まります。
アイスワインになるためのブドウは、秋が過ぎ冬を待つのです。12月になると「レイトハーベスト」といわれる種類のワイン製造のためのブドウが収穫されます。
アイスワインの一段階前の甘口ワインがレイトハーベストです。アイスワインのブドウはこの後、寒さが厳しくなるシーズンを待つのです。
12月になると、ワイナリーのオーナーは天気予報とニラメッコの日々が続きます。マイナス10度前後の寒い日々が数日続くことが、美味しいアイスワインを作るコツなのです。暖冬ですと甘さが少ないアイスワインになり、厳冬の場合は甘いアイスワインになるのです。収穫されたブドウは、カチカチに凍っています。
そのままの状態で凍ったブドウは搾られるのです。搾り取られた液体がアイスワインの原液なのです。
じっくり熟成させ、琥珀色の液体に変わるまで、数ヶ月の時間を要します。約半年後にはアイスワインに生まれ変わるのです。



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アイスワイン残酷物語

アイスワイン残酷物語

アイスワインほどの美味しい甘口ワインを日本で購入するのは困難です。一体、何が困難なのか・・・?
「売っているお店が無い」ということや「値段が高い」ということが主な理由になっています。世界のグルメ市場の日本ですら、アイスワインを見かけることが少ないという、原因になっているのは、自然現象によって作られるために大量生産が出来ない、ということが最大の原因です。安定的に大量生産が出来れば、製造コストを下げることができますから、販売価格も下がります。反面、大量生産が出来ない製品は希少価値が高まることになります。天候に左右されながら大量生産が出来ないアイスワイン収穫の現状をレポートします。


12月中旬。ケロウナ市のSt.Hubertusワイナリーを訪ねました。私の定期的な仕事の一つで、春先からアイスワイン収穫までの間、ブドウをチェックするのです。
左の写真は、白品種のピノブランの実の味を確かめている私です。さて、その年の気候によって味わいの違いが生じることは勿論のこと、場合によっては収穫できない年もあります。収穫はマイナス9度以下の天候が数日つづいたある日に行われます。その日がいつなのか?保証も確約もできません。
近年の収穫日を見ても、97年産(1月3日)、98年産(12月19日)、99年産(1月16日)、2000年産(12月11日)と、約1カ月の誤差が生じています。
2001年産の場合、春から夏の恵まれた天候の影響でブドウは非常に素晴らしい生育を見せていました。11月になってからカナダは例年以上に寒くなったため、収穫のタイミングは12月初旬だろうという予測で満ちていました。ところが、12月に入った途端、急に暖かくなり、カナダ全土が暖冬になる気配が広がったのです。12月19日の夜、「明朝寒さが厳しくなるかもしれないので、収穫が出来るかもしれない」という連絡をワイナリーから受けた私は安堵に包まれたのですが、結局、マイナス8度までしか下がらなかったため、収穫は行われませんでした・・・
その後も寒くならないままクリスマスを迎えようとしています。このままでは、収穫そのものが出来ないことになり、2001年産のアイスワインが造られない結果になるかもしれない?という不安がカナダのワイナリー関係者に広がっています。


上の写真は、2001年産アイスワインとなる白品種のピノブランです。当地カナダBC州オカナガン地方で造られるアイスワインは、通常リースリングとピノブランを用いるワイナリーが多く目に付きます。カナダのアイスワインというと、世界中の免税店で販売されているナイアガラ地方のアイスワインが有名ですが、カナダ東部のナイアガラ地区がビダルという品種をアイスワインに用いる特徴があり、カナダ西部のオカナガン地方は、リースリングとピノブランが多く用いられるという特徴があります。
広大なカナダにおいて、同じアイスワインを造るといっても、地域によって使われる品種に違いが生じますし、当然、出来映えや味わいにも不思議なニュアンスの違いが生まれます。
一口にアイスワインといっても、その奥の深さは神秘的であり、一度アイスワインの世界の魅力に取り付かれたら、何とも言えない心地よさと満足感を味わえます。ワインを殊更に難しく考えず、素直に感じる美味しさを実感しながら、自分なりのワイン感を広げたいとしたら、アイスワインが一番楽しくて簡単だと思います。


写真のブドウを御覧下さい。「あれ、何か違う?」と思った方は、かなりのアイスワイン通でいらっしゃいますね。このブドウは、ピノノワールという赤ワイン用の品種です。
アイスワインは通常、白ワインの品種で造られます。天然の究極の甘さになるアイスワインは、赤ワインからは出来ない、と長年言われておりました。赤ワインの赤い色は、果皮を抽出したブドウ原液といっしょに醸造させることで、皮に含まれた赤い色を付ける結果、白ワインの透明色に対して、赤ワインは鮮やかな赤い色になる訳ですが、この時、赤い色には独特の渋みが含まれますので、ワインそのものが渋みを増します。
ということは、赤いアイスワインを造ると、独特の渋みが混ざってしまいアイスワイン本来の甘さとアンバランスになってしまうのです。その結果、美味しいアイスワインは白の品種からでないと造られない、と言われておりました。カナダでは、1998年頃から、開発力と技術力に優れたワイナリーが赤いアイスワインの製造にチャレンジする傾向がありました。実際に、2001年12月時点で、私が知る限り、カナダ全体で、8つのワイナリーが赤アイスワインを既に製品化しています。しかし、これを作るためには、ただでさえ神経を使うアイスワイン製造において、更なるリスクを背負うことになります。
春から育ててきたブドウが、暖冬だったらパーになる可能性もありますし、例え出来たとしても、果たして赤ワインの特徴を引き出したアイスワインに仕上がるのか?となると多くの不安を残すこととなります。
事実、赤アイスワインとは言うものの、何ら赤の特徴を引き出せないままになっている製品もあります。また、名前は出せませんが無理矢理赤い色を付けたがる結果、合成着色料を混入しているのではないのか?との悪い噂がある製品もありますし、甘さとアルコールを示すそれぞれの数値から、アイスワインのレベルにまで仕上がっていない製品もあります。上の写真のワイナリーは、2000年産の赤アイスワインを初めて製造しました。果糖度48.4%、アルコール度9.1%という数値は白のアイスワインを凌ぐほどの高いレベルに仕上がりました。色目が若干薄いとはいうものの、赤特有の香りも十分に出ていて、このワイナリーの技術力の高さを改めて痛感しました。


この写真は、アイスワイン収穫まで耐えることが出来ず、力つきてしまったピノブランのブドウの房です。ブドウの実は春から成長を続け、真冬のアイスワイン収穫の時まで、自然状態で畑で辛抱をしているのですが、成長不良になった実は、写真のように枯れてしまいます。ブドウそのものに力強さが無かったり、病害虫の被害、雨や風、冬眠前の小動物の餌食になるなど、様々な形で傷付いたブドウは、あっという間に、このような姿に変わってしまいます。
されることはあり得ません。さて、ここで重要なポイントがあります。このように枯れてしまったブドウの房はどうなるのでしょう?アイスワイン用のブドウとして、いっしょに収穫してしまうのか?
それとも、除去してしまうのか?ワイナリーによって対処方法に違いがあります。ワイナリーの畑は広大ですから、一つ一つを丹念にチェックすることは現実的に不可能だ、としてそのまま収穫してしまいアイスワインにしてしまうワイナリーもあります。こうすることで、収穫の効率化を計り、ある程度の生産数を高めることにはなるのですが、枯れてしまった実が混じることで、アイスワインの出来映えに若干の苦みが感じられる結果となります。
お土産用に作られるアイスワインの多くには、こうした特徴があるのが事実です。一方、St.Hubertusワイナリー社のように、収穫直前まで、作業員が交代で、ブドウの実を厳しくチェックし、枯れたブドウや成長不良の実を除去するワイナリーもあります。当然、収穫効率は劣るため、生産総数には限りがあり、多いところで年間4000本程度しか生産きないという結果になりますが、より高純度なアイスワインを造る姿勢を貫き通すワイナリーは、小規模から中規模のワイナリーに多く、オーナーの熱意と愛情に育まれた素晴らしいアイスワインとして誕生する傾向が見られます。生産数が少ないこうした苦みの無いアイスワインを一般に入手するのは、極めて困難なこととなります。


この写真は、鹿の糞(ウンコ)です。ワイナリーの畑のあちこちに、鹿の足跡と糞がありました。カナダの厳しい冬に向かう中、鹿がエサを求めて麓までおりてきます。
ワイナリーの畑には、甘さを十分に含んだアイスワイン用のブドウがあるのですから、彼等の餌食になるのは必然的な出来事です。鹿だけではありません。鳥や地ネズミなどもアイスワイン用のブドウを狙っています。
ワイナリーは自衛策として、ブドウにネットをかけたり、鹿脅しの空砲を鳴らし続けますが、効果があるとは言いきれません。この日も、私たちがワイナリーの畑の中を歩き回るあちこちで、鳥の群れに襲われるブドウの姿を幾度と無く見かけました。
また、今年は12月に入ってからの暖冬の影響で、雨が多く、ブドウの体力をどんどん奪って行くような気がしてなりません。全ては自然のなせる技だというものの、アイスワインが生まれるまでには、果てしない障害が待ち受けるのです。アイスワインの魅力に取り付かれ、ワイナリーといっしょになって、毎年アイスワイン製造の現場に立ち会っている私も、こうした自然の厳しさを改めて感じ入る季節を毎年迎えています。


いつになるのか、全く分からないアイスワインの収穫を控えて、毎日、ブドウのチェックを行います。アイスワイン用のブドウにはネットがかけられていますが、風に吹かれて、ねじれたり、めくり上がったネットを再度、かけ直します。
同時に、ブドウの実や房をチェックし、成長不良の実や、枯れてしまった房を除去していきます。私も12月は1日おきにワイナリーに出向き、緩やかな斜面を登りながら、ネットをかけ直し、ブドウの実をチェックします。防寒具を来ていても、2時間もすると足下から冷えてきます。あまり無理をして風邪でもひいてしまったら大変ですから、2時間ほどの作業で終了し、ワイナリーのオーナーやスタッフたちと熱いコーヒーを飲む時が、最高に幸せです。
昨年は、収穫が12月11日でしたから、こうしたチェック作業も3回だけだった私も、今年はもう随分と行っています。このまま年明けまで収穫がずれ込んだら・・・と思うと、何とも言えない気持になります。辛いとか、嫌だ、と思うことはありません。
貴重なアイスワインの生産の現場や、最前線に立てる日本人として、これ以上の喜びはありません。


写真・左 私:【わいん@カナダ】滝澤
写真・中 アンディ ジェバード
:St.Hubertus Winery オーナー
ワイナリーに併設されたワインショップにて、考え込む私たちです。こんなに暖かい日が続くようでは、最悪の場合、アイスワインの収穫ができないという異常事態に陥る可能性もあるのです。この日、もう一つの悪いニュースがありました。同じケロウナ市内にある某ワイナリーが、早々とアイスワイン収穫を断念し、アイスワイン用のブドウを一斉に収穫してしまったのです。暖冬が続けば、ブドウは腐ってしまう。莫大な被害金額が生じます。
そうなることを恐れた某ワイナリーは、リスクを避け、現段階で収穫、搾ってしまいました。
こうして出来たワインは、当然アイスワインにはならず甘口デザートワインのレイトハーベストワインになります。週間天気予報も、しばらくは暖かい日が続くといいますし、ケロウナの日中の気温も、マイナス2度からプラス6度という状態です。さてさて、果たしてアイスワインの収穫ができるのだろうか?という不安に眉をひそめながら、私たちの堂々巡りの立ち話が続きます。アイスワインの収穫ができるのか?その確率は、50%50%だということです。

アイスワイン収穫 2006

2006年産 アイスワインの収穫作業
2006年11月27日朝8時より収穫が決行されました!
今年のカナダは記録的な寒波が早い時期に訪れました。11月に入ってから一気に寒くなり、なんと11月下旬にアイスワインの収穫が決行されました。例年ですと12月の収穫なら早い方で、1月か2月にずれ込むことが一般的なのですが、予想を上回る早い収穫シーズンを迎えました。昨年は暖冬と鳥の被害に遭い、この地方のワイナリーの7割はアイスワインが獲れないという異常事態でしたから、2年ぶりの収穫に歓喜した1日でした。

 収穫日時 2006年11月27日 朝8時から12時
 気温 マイナス11.2度
 場所 セントヒューバータスワイナリー社 オークベイピンヤード
 収穫品種 ピノブラン、ピノノアール、カベルネフラン
 抽出果糖度 ピノブラン59度 ピノノアール47度 カベルネフラン46度


朝8時前に、続々と収穫ボランティアが集まってきました。このワイナリーをこよなく愛する地元のワインファンの皆さんです。1999年から毎年アイスワインの収穫に立ち会っている私たちも、2年ぶりの収穫に身震いする思いでした。
これは、白のアイスワインとなるピノブランのブドウです。驚いたことに、毎年の悩みのタネである鳥の被害にほとんど遭っていませんでした。丸々と文字通りの「鈴なり」状態となったブドウは、ずっしりと重く、大豊作を感じさせてくれました。
これは、赤のアイスワインとなるピノノアールです。こちらは若干の鳥の被害に遭っていましたが、例年通りのまずまずの収穫高です。今年は、このピノノアールの他に、カベルネフランも収穫できたので、ピノノアールとカベルネフランのブレンドの赤アイスワインとなります。
【わいん@カナダ】の滝澤です。
2年ぶりのアイスワインの収穫に、今年は今までと違ったうれしさがありました。やはりカナダの冬はアイスワインの収穫無くしては語ることができません。改めてアイスワインの仕事ができることに感謝の気持ちで一杯です。

3日前から降り続いた雪によって、ブドウ畑の中は一面の銀世界となりました。ふわふわとしたパウダースノーで覆われていますから、足を取られながらの作業は体力を激しく消耗します。ブドウもすっぽりと雪を被っている姿が印象的でした。
アイスワインの収穫に慣れたカナダの人たちが多かったために、収穫作業は極めてスムーズに進んでいきました。両膝をついて、素早くハサミを入れ、バケツに氷結したブドウを入れていく、この繰り返しで5時間を過ごしました。
収穫されたブドウは、すぐに圧搾機に入れられます。
アイスワインの収穫は、今年で6回目ですが、ここまで大きく育ったブドウがそのまま氷結したのは、初めて見ました。ずっしりと重量感のあるブドウの房からは、59%という高
い果糖度が抽出されました。
例年ですと、全ての収穫が終わった後に、朝食パーティーなのですが、今年は豊作だったので、全体の80%の収穫
が終わったところで休憩となりました。
ワイナリーのオーナーが用意してくれたのは、ホットドック、スイス風のスープ、そしてなんとカレーライスでした。
収穫作業の人たちも、日本の味のカレーライスで凍えた体を温めていました。やれやれ、無事にアイスワインの収穫が終わりました! 2006年産のアイスワインの出来上がりが今からとても楽しみです。

アイスワイン収穫 2004

2004年産 アイスワインの収穫作業
2005年1月2日朝7時より収穫が決行されました!
年末から急激な寒波の到来により、新年2日にアイスワインの収穫が無事に行われました。2003年夏の大規模な山火事により、昨年のアイスワイン収穫用のブドウが全滅してしまったセントヒューバータス社(St.Hubertus Estate Winery)は、2年ぶりのアイスワイン収穫となりました。2日の早朝5時のことでした。ワイナリーからの電話で私と妻は目を覚ましました。大急ぎで身支度を整え、ワイナリーへ直行。朝7時前からアイスワインのブドウ収穫がはじまったのです。

 収穫日時 2005年1月2日 朝7時から9時30分
 気温 マイナス10度
 場所 セントヒューバータスワイナリー社 オークベイピンヤード
 収穫品種 ピノブラン ピノノアール
 抽出果糖度 ピノブラン53度 ピノノアー47度


収穫がスタートした時は、まだ暗く、畑に積もった雪明かりでようやくブドウを確認できるほどでした。
いよいよ2004年産アイスワインの収穫作業の開始です。収穫に必要なハサミとバケツを持ち、マイナス10度の寒気の中で孤独な作業を続けます。
このブドウは、白アイスワインになるピノブラン(PinotBlanc)です。例年以上に、鳥に食べられてしまっていたため、出来高は大幅な激減となりました。この凍ったブドウを慎重に収穫し、午前中に搾らなければなりません。
収穫量(搾り後)約60リットル。
【わいん@カナダ】の滝澤です。
アイスワインの収穫を自ら行うのは5回目となりました。すっかりカナダの冬の行事です。ブドウの状態を見る限り、鳥に食べられた無惨なブドウが多く、出来高の減少は避けられないことを収穫開始後に実感しました。
茨城県からケロウナに高校留学している古橋さんです。
ケロウナ在住3年になる彼女は、念願のアイスワイン収穫に初参加となりました。未成年なのでアイスワインを飲むことはできませんが、自分が収穫したアイスワインを20歳になったら、是非飲んで欲しいと思います。
ワイナリーの畑の中で一番標高が高いところから収穫風景を見渡します。奥に広がるオカナガン湖の大きさがご覧頂けます。年末に降った雪のおかげで、適度な積雪が畑一面に広がっていたため、両膝をついて収穫作業が出来ました。
これは赤アイスワインになるピノノアール(Pinot Noir)です。白アイスワインになるピノブランに比べると、鳥の襲撃の被害は比較的少なく、ご覧のように丸々としたまま氷結したブドウであることがわかります。
収穫量(搾り後)約180リットル。
アイスワインの収穫は誰でもできる訳ではありません。ワイナリーのスタッフと、ワイナリーから信用されている極少数の関係者のみです。私はこのワイナリーの日本輸出エージェントですから、収穫から製造に至るまでのプロセスを確認するため、毎年収穫に参加しますが、若干名の日本人の参加を許可して貰っていますので、毎年1〜3名の日本人の希望者をお連れしています。
アイスワイン収穫後は、ワイナリーの計らいでサンキューブレックファストという朝食会の始まりです。まずは大きなホットドックから。2種類のソーセージが焼かれ、その場で早速ほおばります。ホットドックを渡されて嬉しそうな古橋さん。
昨年秋に収穫された2004年産の白ワインを、ここでテイスティングします。まだボトリングされていない、つまり市販される前のワインを収穫スタッフみんなで味わい、アイスワインが無事に収穫できた喜びを分かち合います。

アイスワイン収穫 2002

2002年産 アイスワインの収穫作業
昨年以上の暖冬に襲われたカナダ西部。こちらケロウナ市も昨年からずっと暖かい日が続いていました。
1月になっても気温が下がらず、今年のアイスワインを諦めるワイナリーが続出する中、2月24日になんとかアイスワインを収穫することが出来ました。ほとんどのアイスワイン用ブドウは1月のうちに収穫されてしまい、アイスワインより下のランクの甘口デザートワインになってしまいました。このワイナリーでは、わずかな可能性にかけるため、白のピノブラン品種だけを収穫せずに畑に残しました。赤アイスワイン用の、ピノノワールとカベルネソービニョンは全滅となりましたが、ピノブランのアイスワインは無事に収穫できました。

 収穫日時 2003年2月24日 朝5時から7時
 気温 マイナス8.9度
 場所 セントヒューバータスワイナリー社 オークベイピンヤード
 収穫品種 ピノブラン
 抽出果糖度 ピノブラン49度


早朝5時から収穫がスタート。例年にない暖冬のまま、2月下旬になった今年の収穫。
ご覧の通り、畑に雪がありません。
関係者が必死になって収穫します。収穫後、凍ったブドウを一カ所に集めます。集められたブドウは運搬車で、搾り機まで運ばれ早々と搾られていくのですが、掛かる時間をできるだけ短くしないと、気温が上がってしまうので、アイスワインの収穫は時間との闘いでもあります。
【わいん@カナダ】の滝澤です。
今までに経験したアイスワインの収穫は、12月初旬、1月初旬、中旬、下旬でしたので、2月下旬に収穫するのは初めてです。ブドウのの実は鳥に食べられ、時間が経過したままなのでかわいそうなくらいに、やせ細っていました。
この方は、ワイナリーのオーナーのアンディさんです。
「もう今日しかない!」この日に掛ける意気込みを収穫する姿から感じました。手慣れた手つきとは言うものの、ブドウを収穫するスピードが速いのです。
このワイナリーでは、無事にアイスワインの収穫が終わったことをみんなで慶び、朝食を共にします。ワイナリーのオーナー家族が作ってくれたスイス風のスープ、ソーセージをブドウ畑の横で味わうのです。
ワイナリーの関係者と、毎年収穫に参加するワイン好きがアイスワインの収穫を無事に終え、ホッとする瞬間です。
今年のアイスワインは収穫不可能、と言われていただけに無事に収穫できたことは嬉しい出来事となりました。

アイスワイン収穫 2001

2002年1月28日朝7時より収穫が決行されました!
今年のカナダは大変な暖冬でした。当初はアイスワインの収穫ができないのではないか?と心配されました。
アイスワインは、マイナス9度以下で収穫し、その日のうちに搾らないと美味しいアイスワインを作ることができません。早朝7時から収穫がスタートし、白アイスワイン用のピノブラン、赤アイスワイン用のピノノアールが無事に収穫されました。【わいん@カナダ】滝澤も収穫作業に参加。これで3年連続です。


写真奥に見えるのは、オカナガン湖です。緩やかな斜面のブドウ畑で慎重な作業の開始です。気温は例年より多少暖かく、マイナス9度でした。
収穫後、すぐに搾られたアイスワインの原液です。同じブドウの量から、通常のワインの10%ほどしか搾り取ることができませんから、貴重な訳です。写真は白アイスワインになるピノブランの原液。
【わいん@カナダ】の滝沢です。
御覧の通り、完全防寒のスキーウエアで身を包み、慎重にブドウを収穫します。
ワーホリでケロウナに滞在している灰野さん(写真右から2人目)アイスワインの魅力に取り付かれた灰野さんは11月からケロウナに滞在し、収穫の日を待ち望んでいました。願いが叶ってアイスワインの収穫を体験しました。
アイスワインは自然状態でマイナス9度で氷結することが最大の条件であり”テーマ”になります。そして収穫したその日に完全に搾らないとなりません。大量生産ができない理由は、天候に左右され、全てが手作業で行われるため、非常に限られた数しか造れません。
アイスワインの収穫はマスコミも注目しています。今回は、バンクーバーのCBC局が取材に訪れました。無事に収穫を終えた直後のインタビューを受けるワイナリーのオーナーのレオ ジェバードさん。
この日のために、毎日メンテナンスを繰り返した圧搾マシンが、いよいよ稼働します。氷結したブドウがこの機械で搾られ、天然の甘い原液だけが搾られ、写真右のタンクに貯蔵されます。
OUR ICE WINE HAS BEEN PICKED !
After much anticipation, “Old Man Winter” finally decided to show his true colours by bringing temperatures down to a low of -9 c on the night of 27/28th . Over 15 volunteers showed up in the few hours of that morning to pick each grape cluster by hand. Afterwards, they were treated to hot coffee and a hot breakfast of home-made soup, and bratwurst.Unfortunately because of the late arrival of “Cold Man Winter”, not to many Grapes survived the constant attack from Birds, Coyotes and strong Wind. We thank all the eager volunteers on our Icewine picking list for being ready for the last three Months!
This year we will be producing both a white icewine (Pinot Blanc) and a red icewine (Pinot Noir), as well as our late harvest “Summer Symphony”.
You can look forward to tasting 2001’s “Nectar of the Gods” next Fall ? it’s worth the wait!
St.Hubertus Estate Winery
LEO & ANDY GEBERT

アイスワイン収穫 2008

2008年 アイスワインの収穫 ソノランエステートワイナリー
2008年12月16日。前日のサマーヒルワイナリーに続いてこの日はもう一つの取引先ワイナリーであるソノランエステートワイナリーでアイスワイン用ブドウの収穫作業を経験することができました。


早朝にケロウナを出発し凍結した道路を恐る恐る運転すること約1時間で無事にソノランエステートワイナリーのブドウ収穫現場に到着しました。ブドウの収穫まで少し時間が空いたので畑の中にあるオーナーのスミスさん一家の家にお邪魔しました。写真はスミスさん一家の部屋から眺めたオカナガン湖です。朝日を受けて輝く湖はあまりの寒さに湯気が出ています。
この日ブドウ収穫に集まった人は8名です。内訳はドイツ出身の方が8名、インド出身の方が2名、ロシア出身の人が2名、日本人 2名と多国籍チームでの収穫となりました。写真に写っているのはドイツ出身のお二人です。手慣れた作業で収穫を行いこの方々からブドウの収穫方法について教わりました。
見事に氷結状態で実っているエレンフェルザーのブドウです。枯れ葉が除去されていて普段マメに畑の手入れをしていることが伺えます。
こちらはゲベルツトラミネールのブドウです。皮の色は赤いですが白ブドウに分類される品種です。この品種はカナダのオカナガン地方ではメジャーですがアイスワイン用となるとその例は非常に限られてきます。さて今回のゲベルツトラミネールはどのように仕上がるのでしょうか?
今から楽しみです。
ご覧の写真はオラニエンスタイナーのブドウです。手にとってみるとブドウの実はパンパンになっており豊作であることが分かります。この日収穫したオラニエンスタイナーはバケツ7杯分と非常に少ないものでした。
オーナーのアルジャンさんと奥様のエイダさんです。この写真は収穫終了直前に撮影させて頂いたものですが今年の収穫が無事終了しそうとあってどこか安堵感が漂っています。
この日収穫された氷結ブドウです。この日で昨日から行ったブドウの収穫が無事終了しました。この日は収穫作業中にダイヤモンドダストを見る事が出来るいうおまけつきでした。気温がマイナス15度前後という低温のこの日はブドウのプレス作業は持ち越しになりました。
アイスワインの収穫はその年の気象条件や生育状況によって左右されます。そして動物や鳥などの外敵との戦いもあります。特に近年の地球温暖化はアイスワインづくりにとってはマイナス要因なので今年は無事収穫できるだろうかとも思いましたが今年の冬はアイスワインの収穫にとって申し分のない年になったと思います。

アイスワイン収穫 2008

2008年 アイスワインの収穫 サマーヒル ピラミッド ワイナリー
2008年12月15日。12月の中旬に入りカナダのBC州に寒波が到来、BC州ケロウナはそれまでの暖冬から一変し一気に厳冬モードになりました。この寒波の影響でケロウナは一気に気温がマイナス10度以下に低下、ワイナリーはアイスワイン用ブドウの収穫を決行致しました。今回は運が良いことに2つのワイナリーでのアイスワインのブドウ収穫を体験することが出来、12月15日にサマーヒルピラミッドワイナリー、翌日の 16日にソノランエステートワイナリーに行って参りました。


朝家を出た時は真っ暗でしたが段々日が昇り、明るくなってきました。今日は一日晴天に恵まれそうです。
こちらが今回収穫を行ったエレンフェルザーです。週末降り続いた雪のためブドウはすっぽりと雪に覆われていました。今回収穫したブドウはこのエレンフェルザーとベルデレットという品種の2種類でした。両方の品種ともサマーヒルワイナリーではアイスワインとして作るのは初めての試みです。
下に雪が積もっているので中腰にならず済み作業しやすかったです。この日のためにマイナス40度まで対応のブーツを購入して収穫に臨みましたがさすがにマイナス16度は寒いです!
太陽が昇り明るくなりましたが気温は上がりません。いわゆる放射冷却現象です。写真撮影時の気温はマイナス16度でした。
収穫されたブドウです。この日は3時まで収穫が行われました。結局この日で収穫は終わらず翌日の火曜日も収穫が行われました。この2日間は気温が低いためブドウに含まれる水分は勿論のこと果糖エキスまでも凍っているためブドウのプレス作業は見送られることになりました。
収穫完了の2日後の12月18日、気温がマイナス10度に上がるのを待って(下がるのを待ってではありません、上がるのを待ってです!)ついにブドウのプレス作業が開始されました。これは収穫したブドウ(ベルデレット)から果糖エキスが抽出され待望のアイスワインの原液が抽出されているところです。このアイスワインが発売されるのは来年の2009年になってからとなるでしょう。